インディアン(ネイティブアメリカン)と白人の戦いは、白人の勝利によって終止符が打たれました。
インディアンに対して危険を感じなくなった白人たちは、ナバホのリザベーション(居留地)を通過して、西部を旅するようになりました。
この頃から、インディアンと白人の間で交易が始まり、1870年代初頭にはアリゾナ州ガナードやニューメキシコ州クリスタルにトレーディングポスト(交易所)が設立されました。
白人経営のトレーディングポストにインディアンは家畜を、メキシコ人はシルバー細工を持ち込み、食料品や日用品と交換しました。
旅の途中、メキシコ人たちはナバホ族の家(ホーガン)に滞在し、彼らの目の前でシルバー細工を作って見せました。
それをナバホ族の男たちは食い入るように見つめて技術を習得し、1870年代から1880年代になると独自のジュエリーを作り始めました。
これがインディアンジュエリーの始まりといえます。
当初はヤスリでシルバーの表面をひっかいて模様をつけるなど、実に簡単な細工を施してましたが、鏨など細工するための道具やシルバーが入手しやすくなってからは、デザインの幅も広がっていったようです。